バリとは
樹脂を金型へ流し込み金型のパーティングから漏れる樹脂が固まりできるものです。
バリができると1つ1つ手作業でバリ取りを行う為、工程が増え手間になります。
バリが出る要因
型に隙間がある場合や樹脂圧が高すぎる事が上げられます。
また、型を長年使っていると歪みが生じ隙間が大きくなってばりが大きくなる事もあります。
樹脂の種類によって粘土の違いがあり、同じ金型でもバリの大きさが違ってきます。
ショートとは
プラスチック樹脂が行き渡らず成形品の一部が欠ける不完全な状態
ショートの原因
型内の空気が逃げ場を失い空気が抜けずに溜まった為、樹脂が隅まで辿り着けず、流れていかない。
もう一つは、溶融樹脂が流れている途中で冷却され固くなり、型の隅まで行く前に
固まってしまうことが上げられます。
バリとショートの対策
バリとショートの対策は表裏一体で、
射出速度や射出圧力、樹脂温度のバランスが大事になります。
その時の外気温・素材の粘度を見極めての設定が必要で、経験が頼りになります。
これらを調整してもショートし、一方ではバリがでてしまう事も考えられます。
金型の設計上の問題もありそうです。ですので、安易に設計上無理のある国外製の安い金型等は注意が必要です。
当社では金型制作のご相談も承っています。